About
理念
平和を理念ではなく、構造として設計・実装可能なものにすること。それが私たちの存在意義です。
Purpose — 我々は何のために存在しているのか
持続する平和を、科学する。
祈りと宣言が築いてきた平和を、
設計と科学で次世代へ継承する。
平和を、願いや理念のままにしておかない。誰が、どこで、何を満たせば平和が育つのかを言葉にし、測る方法を定め、実際の場所で試し、結果を公開する。その往復のなかでしか、平和は次の世代に引き継がれないと私たちは考えます。
私たちは、思想と科学の両輪でこれに取り組みます。片方だけでは足りません。思想を欠いた科学は測る対象を見失い、科学を欠いた思想は検証されないまま風化していきます。
三つの問い
私たちの思考は、三つの問いから始まります。
Question 01
私たちが目指す「平和」とは、何か。
平和とは、誰もが尊厳をもって生きられる社会のこと。
戦争や直接的な暴力がない状態だけでなく、人々が日々の暮らしの中で安心を感じ、誇りを持って生き、互いを認め合いながら学び、働き、関係を結べる──そうした構造的条件が満たされた状態を、私たちは「平和」と呼びます。
これは平和学者ヨハン・ガルトゥングが「積極的平和」と呼んだ概念に近いものです。私たちは、この広い意味での平和を、設計と科学で持続させることに取り組みます。
Question 02
なぜ、私たちは平和を育てる必要があるのか。
平和は、育てなければ続かない。
戦後八十年、人類は祈りと宣言によって平和を願い、その意志を世界に発信し続けてきました。その積み重ねがあったからこそ、私たちは今、次の一歩を踏み出せます。
しかし世界では争いが続き、足元では人口減少・孤立・分断が進んでいます。これからの平和を次世代へ確かに引き継ぐには、祈りと宣言の上に、平和を「育つもの」として捉え直し、その育つ条件を設計し、科学の目で確かめる営みを重ねる必要があります。
Question 03
では、平和はどこで育つのか。
平和は、暮らしの場で育つ。
家庭・学校・職場・地域で、人と人が学び、信頼し、支え合うことの積み重ねが、社会全体の平和を支えます。国家の制度も、一人ひとりの願いも、平和には欠かせません。けれどその二つの間には、両者だけでは届かない領域があります。それが、人々が日々を生きる「都市」という場です。
国家は大きすぎて動かず、個人は小さすぎて社会を変えられない。だからこそ私たちは、都市という生活の場の総体を、設計と運用の対象として捉え直します。
持続する平和の三条件は、
検証可能性・再現可能性・継承可能性。
測れること。広げられること。引き継げること。この三つを満たさないものを、私たちは「持続する平和」とは呼びません。
四本柱 — 平和が育つために必要な条件
「平和が育つ街」を、四本柱で実装する。
命令や強制で平和を作るのではなく、誰もが尊厳をもって生きられる条件を、暮らしの中で人が自然に育ち合える形で、都市の構造そのものに織り込む。それを支えるのが次の四本柱です。四つは独立しながら互いを支えます。
Pillar 01
学び合う
人が育つ
子から大人まで、誰もが教え、誰もが学ぶ街は、世代と立場を超えた信頼と誇りを育てる。
Pillar 02
支え合う
暮らしが続く
エネルギー・食・水を地域で循環させる。揺るがない暮らしが、明日への安心を支える。
Pillar 03
創り合う
新しい価値が生まれる
地域固有の自然・産業・文化から新しい価値を共に創る。生きがいと創造が、孤独を遠ざけ、新しい挑戦を呼び込む。
Pillar 04
認め合う
多様性が尊重される
世代・国籍・障害の有無を超え、多様な人が日常的に交わる。違いが排除ではなく対話に変わる場所を作る。
Values — 我々は何をモットーにしているのか
01
構造思考
感情や理念の表明にとどめず、何がどう働けばその状態が生まれるのかという構造で考える。
Structure over sentiment
02
実装主義
語ることより、実際に成立させること。現実の場所で動くところまでを自分たちの仕事とする。
Execution over rhetoric
03
越境共創
自治体・企業・研究機関・投資家・国際機関・地域コミュニティ。領域を越えて共に設計する。
Cross-sector collaboration
04
長期視点
次の世代が受け取るものを基準に判断する。短期の成果のために将来の負債を積み増さない。
Intergenerational design
Goals — 我々は何を目指すのか
5 Years — Institutional
制度として立ち上げる
- 実証都市モデルの確立
- 平和指標の開発
- 特区制度の提案
10 Years — Structural
構造として広げる
- インパクトファンドの設立
- 海外連携拠点の構築
- モデルの輸出
上記は構想段階の目標であり、進捗は年次で公開します。